水耕栽培でトマトを育てる!!【自作の塩ビパイプ水耕栽培キットで種から育てたやり方をブログにしてみました。6月編】

トマト

こんにちは。「愛の戦士です」

今回は6月編になります。

まず初めにお伝えしたい事があります。

それは・・・・・・

梅雨明けが早い!!!

6月後半に梅雨明けして梅雨の期間はなんと約14日間だけ。

30°越えの猛暑が続いています。

トマトの成長も早くどんどん大きくなっていきます。

5月編では第一章(2月に種まきした分)は実の形になり始めたり、亜硝酸過剰の株が発生しました。

第二章(4月に種まきをした分)は水耕栽培キットへ定植して終わりました。

第三章(5月に種まきした分)は芽が出てきた所で終わりでした。

異例の6月はどう成長していったのか説明したいきます。

↑水耕栽培でトマトを育てる!!先月の記事です。【5月編】↑

↑同時進行で栽培してる、水耕栽培できゅうりを育てる!【6月編】です↑

↑同時進行で栽培してる、水耕栽培でピーマンを育てる!【6月編】です↑

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水耕栽培でのトマトの成長過程 【第一章】

この第一章2月に種まきをした分です。

6/1~6/5まで

順に6/2、6/4です。

大きくなっていますね。

大きいとこで第3花房まで出来てきました。

6/5に虫取り用の粘着シートを設置しました。

左の画像の白いフイルムを剥がすとベタベタします。

虫は黄色に集まりやすいので黄色みたいですが青もあります。

分かり易いイメージはゴキブリホイホイですね。

6/6~6/12

順に6/7、6/9、6/11です。

葉の繁殖が旺盛になってきたのでそろそろ下葉かきです。

下葉かきをやる理由

下葉かきとは役目を終えた下の葉を取って行く事です。

下葉を取る理由は

理由
  1. 病気を防ぐ
  2. 光合成の上昇
  3. 養分の分散

大きく分けてこの3つです。

1、病気を防ぐ

下葉をそのままにしておくと、葉同士が込み合ってきます。

込み合ってくると風通しが悪くなり、湿気が溜まりやすく、虫が葉についたりと病気になる原因になります。

2、光合成の上昇

葉が込み合ってると日が当たらなくなります。

トマトは太陽の光を好むので、日当たりが悪かったり、日照不足だと上手く育たなくなります。

3、養分の分散

成長点(先端)は成長すのにたくさん活動し、多くの養分を必要とします。

しかし下葉は老化していきます。

老化した葉に養分を使わずどんどん成長している茎や実や成長点に回してあげた方がいいからです。

下葉かきのタイミングとやり方

まず下葉かきをやるタイミングですが、大体第二花房に実がついてきたぐらいです。

その時期になると葉がもさもさになっていると思います。

上の画像は1つの株を分割に表示しています。

⑦の葉の段に第一果房。

⑩の葉の段に第二花房。

⑬葉の段に第三花房。

⑯の葉の段に第四花房。

見えずらいと思いますが、⑪の下に実が付いているのでこのタイミングで下葉かきです。

そしてやり方は第二花房に実が付いたら第一花房の横の葉は残してそれより下は取ります。

上の画像だと⑦の横に第一花房があるので、を残して①~⑥を取ります。

取り方は葉の根元を上下に押してあげればポキッと折れます。

そして葉の段数を10段~15段は残してください。

(大玉は日焼けしてしまうので12枚から16枚残す)

上の画像では①~⑥を取っても⑦~⑱の12段残るのでOK!

葉の段を取り過ぎたり、育ちきってないのに下葉かきをすると光合成がしにくくなり育成に影響もでます。

バランスとタイミングの見極めが大事ですね。

Before

After

スッキリしましたね。

下葉かきは大切な事なのでしっかり見極めてやりましょう。

取った葉が大量になるので処理作業が大変です(笑)

6/13~6/19まで

順に6/14、6/17、6/19です。

この時期に水耕栽培キットからの水漏れがありました。

つなぎ目の漏れではなく、根っこが大きくなって水の流れが悪くなり溢れてしまう事がありました。

これは前作の水耕栽培キットの時にもあった事で、その為パイプの径を大きくしました。

それでも溢れてしまったので対応としては、パイプの傾斜を大きくして流れを早くします。

6/17,6/19の画像のパイプが載せてあるブロックの下に木を挟んであるのですが、パイプを高く上げて、水槽に向かて傾斜をつけてあげるようにします。

パイプの根根詰まりが原因ですが、根がどんなに大きくなるかわかりますか?

土での栽培は見る事は出来ませんよね?

水耕栽培では見る事ができるんです。

この株の高さで根の長さは約1mでほぼ同じ長さですよね。

まだまだ根も成長していくので、根詰まりしますよね。

なので溢れてきたらパイプを高くして対応していく事になりますね。

6/20~6/26まで

順に6/21、6/24、6/25です。

6/21頃に実が色付き始めました。オレンジで実が大きめです。

6/24頃は株を大きくなって重みもあり、誘引ロープ(画像の黄色のロープ)がたるんできてしまいました。

誘引は2mの高さの所にロープを15m張ってそこから紐を垂らして茎を洗濯ハサミで留めています。

ロープの支えは1か所しかないので、まぁこうなるよなとは思っていました。

なので誘引方法をサイド調べたら軒高ハイワイヤー誘引に行きつきました。

オランダではこの誘引をやっているみたいで、高いハウスに高い所まで誘引する方法です。

これをやりたくて自作でハウスを作ったんだよなと、初心に戻れた気分でした。

って事で試行錯誤しハウスの天井の骨組みのパイプにロープを巻き付ければ行けそうな気がしたのでやってみました。

左、ハウスの頂上の三角の斜めの部分のパイプにロープを巻いて、下に落ちない様にロープの下に針金で留めてあります。

右、左の黄色のロープが天井に張ったもので、右が最初に張った黄色のロープ。

天井に巻いて張っていけば、1mおきにパイプがあってロープが緩んでたるむ事が少なくなります。

天井からの誘引が終わった後です。

かなりスッキリしました。

ハイワイヤー誘引ならぬ、ハイロープ誘引ですね(笑)

6/27~6/30まで

順に6/27、6/29、6/30です。

鈴なりっぽく出来てきましたね。

この週はとにかく暑くて溶液の消費が凄いです。

朝満タンにして夕方にはほぼ空になっています。

暑くもなってきたし、消費量も早いので思い切って肥料を買いました。

大塚OATハウス肥料のS1号と2号です。

いつもは1号ですが今回はS1号にしました。

S1号はトマトの尻腐れやレタスのチップバーンなど、高温による生理障害が発生しやすい時期の果菜類、葉菜類に対応した培養液処方です。

OATハウス肥料シリーズ ←詳しい内容はこちらから

OATハウス肥料の作り方

まさしく夏用の肥料ですね。

ここで第一章は終わりです。次は第二章です。

水耕栽培でのトマトの成長過程 【第二章】

ここから第二章の成長過程を説明していきます。

先月の後半に水耕栽培キットに定植して1週間が経ってからです。

6/1~6/5まで

順に6/3、6/4、6/5です。

問題なく大きくなっています。

第一章との違いは定植初期の肥料濃度が違います。

第一章はEC約0,7

第二章はEC約1,0からのスタートです。

この違いがどうなるのか?楽しみです。

6/6~6/12まで

順に6/6、6/8、6/11です。

順調です。

でも一部の株に違和感があるんですよね・・

この違和感が後でわかるんですが、今はまだ気づきませんでした。

それでこんなの発見しました。

成長点なし・・・・

まぁ面白そうなので脇芽を伸ばしてみようと思います。

6/13~6/19まで

順に6/13、6/16、6/18です。

大きくなって育ってはいるのですが、葉が大きく思たった以上に茎のが育っていないような・・

ますます違和感が大きくなっていた時期です。

成長点のない株の脇芽を伸ばそうと思っていたんですが、無意識に取っていました。

なのでここで断念しました。ごめんなさい。

6/20~6/26です

順に6/20、6/23、6/26です。

20日の画像を見て頂くとなんか違和感ありませんか?

高さが低く葉が大きいような気がします。

ここであるものを発見してしまいます。

これが違和感の原因でした。それは・・・

真ん中の茎の部分が2股に分かれています。脇芽ではなく分かれてまた戻ってくっついています。

この症状を「メガネ」といいます。

本来は「異常主茎(いじょうしゅけい)」といいます。

メガネについて記事にしてみました。

↑メガネについて詳しく説明してあるので1度ご覧ください。

って事でまずは葉かきをしました。

葉の本数が10本前後になってしまいましたが、それでも葉かきをしました。

そして養液の濃度を0にしました。

入っていた溶液を隣の水槽に移して、水だけにしてそれを循環させてました。

3日ぐらいは水だけで、それからは肥料濃度を少なくなめに入れていきました。

先週のに成長点がない株は既にメガネになっているサインだったのかなと思います。

6/27~6/30まで

順に6/27、6/28、6/30です。

この週はとにかく暑かったです。

気温は32°です。

もう夏です。

夏の水槽の管理が初めてなので今の真夏日にどうなったかというと

120ℓの水槽を朝満タンにして夕方帰宅したら・・・・・・・

1/3ぐらいまで減っています。全ての水槽でです。

水温はぬるいなぁー程度で株もヘタってないので大丈夫そうです!!!

特に水温が1番気になるところだったのでまずはクリアーかなと。

8月の本格的な夏を乗り越えられたらいいですね!

メガネ株は一応育ってくれています。

成長点がなくなったり、実がおかしくなったりもなく順調です。

なので、メガネ対策の肥料は6/29に通常の肥料濃度に戻しました。

ここで第二章は終わりなので次は第三章です。

水耕栽培でのトマトの成長過程 【第三章】

5月編では芽が出てきた所で終わりました。

その続きからです。

6/1~6/5まで

順に6/3、6/5です。

株数が少なくて寂しいですが順調です。

6/6~6/12まで

順に6/7、6/9、6/11です。

大きな問題もなく順調です。

6/13~6/17まで

順に6/14、6/16、6/19です。

大きくなってきたので6/16に定植しました。

定植のやり方は↓

第二章のようにメガネにならないように気をつけます。

6/20~6/26です

順に6/21、6/24、6/26です。

問題なしですね。

6/27~6/30まで

順に6/28、6/29、6/30です。

この時期は真夏日で成長が早いです。

間できゅうりが履入っちゃってますが気にしないでください。

以上で第三章は終わります。

EC値(肥料濃度)

先月の記事のまとめに先月分のEC値のデータを記載しました。

なので今月も記載します。

ECとは肥料濃度の目安です。

それぞれの作物よって濃度が違うので、ECメーターなどを使って調整してあげる必要があります。

毎日EC値を測定しているので、参考にしてください。

月日第一章第二章月日第一章第二章月日第一章第二章
6/10.71.06/116/210.20.2
6/21.00.96/120.50.76/22
6/30.70.96/130.90.76/230.80.4
6/40.71.06/140.90.76/240.60.3
6/5040.86/150.60.56/250.50.3
6/60.41.06/160.40.46/260.50.4
6/70.30.86/170.30.36/270.50.4
6/80.20.86/180.20.26/280.50.4
6/90.70.86/190.30.46/291.01.0
6/100.30.66/200.40.26/300.90.9
※第一章と第三章は同じ

6月の前半の第一章は水槽の水量のバランスを取るのが難しかったので肥料は入れなかったです。

第二章の中旬はメガネが発生したのでかなり薄めにしました。

第一章の中旬は肥料の到着待ちで、残り少なかったのであまり肥料をいれませんでした。

28日に到着したので29日から入れています。

一般的にトマトのECは1.0以上になっていますが、その付近でメガネが発生したので体感では少し薄めでもいいのかなと思います。

まとめ

夏に向かって大きく成長していき、実も色付き始めそれなりに形になって来ました。

来月はかなりいい感じになっています。

初めてメガネ株になってしまいましたが対応はしたのでこれから元気に育ってほしいです。

これでまた水耕栽培でトマトを育てる時に気をつける事の勉強になりました。

梅雨明けが早い事が成長にどう影響をあたえるのか?

これから本格的な夏が来るので対応する事が多くなると思いますが、日々勉強で水耕栽培を楽しんでいきたいと思います。

来月7月編は収穫や誘引などの情報発信が出来ると思いますので、また7月編でお会いしましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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