水耕栽培でトマトを育てる!!【自作の塩ビパイプ水耕栽培キットで種から育てたやり方をブログにしてみました。5月編】

トマト

こんにちは。「愛の戦士です」

今回は5月編になります。

先月の4月編では水耕栽培キットの作成に時間がかかり、定植出来ませんでした。

4月の最終日に完成したので、この5月編では定植できます。

その定植のやり方や水耕栽培での成長過程などを

説明していきますので最後までご覧ください。

先月の水耕栽培でトマトを育てる記事です。【4月編】

↑同時進行で栽培している、水耕栽培でピーマンを育てる!【5月編】です↑

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トマトの水耕栽培キットへの定植

5/2定植前のトマトの苗です。

かなり大きくなってますね。

では、定植の手順はこちらから↓

定植手順
  1. ポットから苗を取り出し水で綺麗に土を落とす
  2. 穴の開いた専用のスポンジに根っこから入れていく
  3. 加工したカップに根っこが出るように入れる
  4. 水耕栽培キットに設置する

1、ポットから苗を取り出し水で綺麗に土を落とす

トレイから取り出した苗を、バケツに水を貯めて綺麗に土を落としてあげます。

この時に根っこを切らない様に優しく落としてください。

完全には落とせないので、ある程度綺麗になっていれば大丈夫です。

胚軸切断挿し木方法をやった苗なので茎の部分から根が生えています。

ピーマンときゅうりは上手くいきませんでしたが、トマトは大丈夫そうです。

2、穴の開いた専用のスポンジに根っこから入れていく

土を落としたら次はスポンジに入れます。

自分は専用のスポンジが売っているので、それを購入して使っています。

キッチンやお風呂で使うスポンジを切って使用してもいいと思います。

正方形の形で真ん中に切れ目が入っていて、穴が開いています。

この穴が開いている所に根っこから入れていきます。

スポンジに水を含ませたほうが通しやすいです。

根っこが切れないように気を付けてくださいね。

これでスポンジへのセットは完了です。

3、加工したカップに根っこが出るように入れる

水耕栽培キットに固定するのにカップが必要になります。

そのカップですが今まではプラスチックの水耕栽培専用?のしっかりした物を使用していたのですが、変わりになるものを探してそちらを使用します。

それは100均などで売っている、飲み物を入れる小さいカップで、うがいや試飲などに多く使われてい

るタイプです。

70mlの大きさを使用してこの大きさに合わせて、水耕栽培キットの穴をあけました。

苗の根っこを通せるように底に穴をあけます。

底にドリルで穴をあけます。

あけた穴からケーキの8等分になるようにハサミで切り込みを入れます。

切れ込みを入れたら外に向かって折って穴を広げます。

これで根っこを通せる様になりました。

カップの穴からしっかり根っこが出ています。

ドリルの穴の大きさだと根っこが出せないので、切って穴の大きさを広げる必要があります。

4、水耕栽培キットに設置する

後は水耕栽培キットに設置するだけです。

この時に流れている水に根っこが浸かっているか必ず確認してください。

根っこが水が浸かっていないと枯れてしまいます。

根っこが水に触っていれば大丈夫だと思います。

水耕栽培キットの穴に入れたら完了です。

以上が水耕栽培キットへの定植です。

トマトは水や栄養を与えすぎないように育てていくのが一般的ですが、この水耕栽培は全く逆で常に水と栄養を与え続ける栽培方法なのでこれからどう育っていくのか?

とても楽しみです。

そして先月の記事にも書きましたが、第一章とは2月から種まきをした分をさします。

先月の4月に種まきをした分を第二章としています。

別々に成長過程お伝えしますのでお楽しみください。

水耕栽培でのトマトの成長過程 【第一章】

5/1~5/8まで

順に5/3、5/5、5/7です。

定植から約1週間ですが成長していますね。

5/7には第一果房(かぼう)が出来ました。

こうなったらアレの出番ですね。

水耕栽培での肥料は「OATハウス肥料」を使用しています。

粒子状を溶かして液体にする手間がかかりますが、コスパはいいですね。

ネットショッピングでは10kg以上の大口販売なので、少量から使ってみたい方はヤフオクで小分けで出品があるのでそれから使ってみる事をオススメします。

そんな肥料を溶かして作るのが手間って人は「ハイポニカ」をオススメします。

すでに液体になっているので、すぐに使えます。

肥料の濃度の目安のPHは0.8前後でスタートしました。

5/9~5/15まで

5/11です。

改めて写真を比べてみると2.3日でかなり成長していますね。

5/13です。

苗が大きくなり垂れてきそうなので誘引をしてあげます。

誘引用のクリップなどは使わず、100均の洗濯バサミを使っています。

5/15です。

全ての株に誘引をして、第一花房(かぼう)から花が咲き始めました。

この第一果房にしっかり実が付くかが勝負になります。

しっかり実が付けばその後も実が付いてくれます。

しかしこの第一果房に実が付かないと、その後も実が付きづらく収量が落ちるので、この第一果房にしっかり実を付けてあげる事が大切です。

5/16~5/22まで

順に5/18、5/20、5/22です。

段々と葉の色が濃くなっていってますね。

こうして比べてみて初めて気づきました。

毎日見ていると気づかないものですね。

5/23~5/26まで

順に5/23、5/24、5/26です。

実が形になってきました。

これでとりあえずは安心ですね。

脇芽探しが楽しみなのは僕だけでしょうか?(笑)

株数が少ないからだとは思いますが・・・

5/27~5/31まで

亜硝酸過剰

そして5/27に1株だけ異変が起きます。

成長点付近の葉が黄色になっていました。

茎から葉の中央にかけて黄色になっていて、この1株だけなっています。

色々調べましたが、鉄欠乏の症状によく似ています。

しかし前日に肥料を足して〇〇が入っているものを少し多めに入れたので欠乏?ってのは腑に落ちませんでした。

そしてお世話になっているtwitterで色々な方にアドバイスを頂き、これだ!!って情報がありました。

それは「亜硝酸過剰」(あしょうさんかじょう)です。

・・・・・・初めて聞きました。

亜硝酸過剰とは?

症状

 生長点付近の心葉が黄色となり、鉄欠乏のような症状によく似ています。

原因

亜硝酸過剰の主な原因は、通気性の悪さです。

水耕栽培でも土栽培でも、通気性の悪い状態が続くと、亜硝酸を発生させる菌が活発になるためです。

 水中や土壌中に亜硝酸が蓄積し、それを作物が吸収した場合に障害が発生する。作物体内に吸収された亜硝酸が鉄の移行を妨げるために障害が発生すると考えられている。

水耕栽培で亜硝酸が蓄積することはよくある。肥料としては特に尿素は亜硝酸になりやすく、障害を生じる。

■対策

通気性が悪い状態で発生量が増えるので、通気性を良くしておくことが大切です。

水耕栽培では、水中に酸素を含ませたり、容器と養液の間に空気の層を作り、通気性を良い状態を作ります。

土栽培の場合は、土壌改良をして、水もちと水はけの良い土作りをします。

水耕栽培でも土栽培でも、通気性の良い環境を作る事で、亜硝酸過剰の予防になりその他の生理障害や、病害虫の予防にもなります。

色々調べてまとめてみました。

通気性が悪いのが一番の原因なので、水耕栽培キットから少し根が出るように上に上げて、傾斜を大きくして溶液の流れを良くして、空気の層を作ってあげました。

通気性の対策をしたので、後は様子見です。

そして5/28の夕方に一部の株の成長点が丸まっていました。

就眠運動

丸まる原因は窒素過多という事が多いですが、PHは0,6ぐらいなのでそれはあまり考えにくく調べまくったらこんな原因が考えられました。

それは「就眠運動」です。

詳しくはこちらから↓

日本植物生理学会 みんなの広場

上記リンクの記事の一部に「根が水に浸かると」とあったので水耕栽培だとなりやすい栽培環境なのかなと思いました。

次の日にはこの様になっています。

簡単に言うと日が出たら起きて、沈んだら寝る様な植物の生活リズムの様なものなので安心しました。

最終日の5/31です。

1カ月でここまで大きくなりました。

亜硝酸過剰の1株以外は順調です。

ここで第一章は終わりで、次は第二章です。

水耕栽培でのトマトの成長過程 【第二章】

先月の4月に種まきをした分を第二章としています。

5/1~5/8まで

順に5/2、5/5、5/8です。

5/5に本葉が出てきました。

5/8には立派になってきました。

5/9~5/15まで

順に5/11、5/13、5/15です。

順調に育っていますね。

5/16~5/22まで

順に5/17、5/19、5/21です。

かなり大きくなってきたのでそろそろ定植ですね。

5/22に定植しました。

やり方は上の記事にあります。

5/23~5/31まで

第一章と第二章で水耕栽培キットの水槽が別なので、肥料の濃度が別になるように調整出来ます。

この時第二章のPH(肥料濃度の目安)は1.0前後でスタートしました。

第一章のスタートと比べPH約0.2濃くしています。

第一章とどう変わるのか?

5月はここで終わりなので6月編で報告します。

水耕栽培でのトマトの成長過程 【第三章】

第三章始めました・・・・

まだ水耕栽培キットに設置出来る場所があるので、また種から始めちゃいました・・・。

5/12~5/14

順に5/12、5/13、5/14です。

まずはお得意の芽出しからです。

芽出しのやり方はこの記事から↓

季節も暖かいので2日後には芽が出てきました。

5/15

芽が出てきたので土に植え替えます。

5/21~5/23まで

土に植え替えてから6日で芽が出てきました。

少し遅い気がします。

5月なのにかなり暑い日が続いたので時間がかかったのかな?

と思ったりしました。

5/24~5/31まで

順に5/24、5/28、5/31です。

土に植え替えてから10日ぐらい経ち、芽が出てくるの遅いなぁーと思っていましたがそのまま出てきませんでした。

やり方は変わっていないので発芽適温(発芽するのに適正な気温)より気温が高かったのが原因と考えています。

発芽適温は大事で、初めて種から育てた時に全然発芽しないので困ってた時がありました。

3月の初旬に偶然通りかかった畑で種まきしてあるマルチに、小さいトンネルがかかっていました。

普段は気にならないんですが、その時は何故か「何でトンネルがかかっているんだろう?」と思ったんです。

そこで気が付くんです。

「保温して暖かくしているんだ!」と・・・

早速、家に帰り保温するためにラップをかけたら芽が出てきた経験があります。

偶然なのか、意識していたからき気が付いたのか?

なんか不思議な感じでした。

発芽適温を守る事は本当に初歩の事なんですがね・・・

話が脱線してしまいましたが、発芽率が悪かった原因の1つとして気温が高かった事が考えられます。

同時期に土に植えたキュウリも発芽率が悪かったです。

第三章のトマトもどう育ってくれるか楽しみです。

まとめ

第一章のトマトは実も出来てきて大きく育っています。

亜硝酸過剰の1株だけは気になりますが、治ってくれたらいいですね。

第二章のトマトも無事に水耕栽培キットに定植出来ました。

第一章よりEC(肥料濃度の目安)を濃くしてのスタートなので、違いが出てくるかもしれませんね。

第三章は発芽率が悪かったですが、出てきてくれた芽には頑張ってもらいたいです。

5月の途中からですが毎日ECを計測しましたので載せておきます。

月日第一章第二章月日第一章第二章月日第一章第二章
5/110.805/180.595/250.58
5/120.895/190.755/26
5/131.05/200.785/270.891.0
5/145/210.875/280.871.1
5/150.835/225/290.560.95
5/161.15/230.795/300.90.9
5/170.845/240.775/310.880.95

第二章は5/27からの計測です。

1.0に上がってる時は気温が高い時だったと思います。

逆に0.5台に落ちている時は水槽のトラブルで水が無くなった時です。

参考になればです。

以上で5月編は終わりますが、何かありそうな6月編もお楽しみください。

それでは水耕栽培でトマトを育てる!!【6月編】でお会いしましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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同時進行で栽培しているきゅうりの5月編の記事です。
同時進行で栽培しているピーマンの5月編の記事です。

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